絵を描き続けるたまたまあった3つの理由
先日、「まゆさんはなぜ絵を描き続けるんですか?」という質問を頂きました。
巨匠でもないので、そんな質問していただいて恐縮なのですが、何故だろうと真剣に考えてみました。
1つ目の理由
20代くらいの時はもう少しイキがって、「混沌の中から無限に描きたいものが溢れてくる」みたいな訳の分からんことを言っていたような気がしますが、今は描き続ける理由も人との関係の中にある気がします。
精神の奥底から湧き出るような絵もありつつ、人に依頼された絵、喜ばせるために描いてあげた絵も良いバランスで存在したために、自然に続けることができた。ということです。
2つ目の理由
もう一つは、得意分野であり、好きなことであるため、自己承認欲求を満たすためのものとして続けざるを得なかった、ということ。
「祈りを込めて」という言葉をよく使うのですが、自分への祈りと見る人への祈りです。「どうか救われますように……」という。
今でこそメンタルに関しては人一倍強いという自負がありますが、3年くらい前まではメンタルがぐじゅぐじゅの最悪の状態でした。
なので、絵に自分を救わせていたのですね。
3つ目の理由
そして、最後の理由は、今まで買ってくださった人のために。です。
私は自分の絵を、買っていただいた人には資産として持って欲しいのです。そのためには私も名が売れ、絵の価値も高まらなくてはなりません。
そのために続けています。もう、簡単には辞められないのです。
私の描き続ける理由はこれくらいです。
これを読んで下さった皆さんそれぞれにも、今の仕事を続ける理由や、大切なことを辞めない理由が様々あることでしょう。
続ける理由をきちんと整理することで、私は初心に戻れたような気がします。
まとめ
「好きを仕事にする」はインフルエンサーの方達に乱用され(笑)、近頃では一周回って批判されたりバカにされることも増えてきました。しかしながら、誰もが「好き」に向き合う気持ちは生半可なものではなかったと思います。
続ける理由をもう一度見直し、それが自分にとっても大切な人達にとっても恥ずかしいものでなかったなら、自信を持って取り組んで下さい。
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