紙と鉛筆
今回は鉛筆画に使う
紙と鉛筆についてお話します。
もちろん、何を使っても自由です。
それを前提に読んでくださいね。
紙の種類と特性
↑左から、ケント紙、画用紙、ワトソン紙(生成り)、ブレダン紙
絵を描いたことがある人は
絵を描くための紙の種類が
豊富にあることはご存知でしょうね。
画用紙、ケント紙などがポピュラーですね。
画用紙は小学校などで図工の時間に絵を描いていたアレです。価格はとてもお手頃で鉛筆画にも適していますが、強度は弱いです。スケッチなど、サッと描けるものには向いているかもしれません。ケント紙は表面がつるつるしており、パースやマンガなどに向いています。細かいタッチで表現される鉛筆画で使ってらっしゃる方もいます。
他、どんな紙があるか、ザッと上げてみますと……
- マーメイド紙
- モンバルキャンソン紙
- ブレダン紙
- アルシュ紙
- ワトソン紙
- 木炭紙
- 和紙(多種なため省略)
などですかね。まだあったかもしれませんが、ちょっと出てきません(笑)
この中で私がよく使っているのは、ワトソン紙とブレダン紙です。二つとも水彩紙として作られているので、かなり丈夫です。筆圧が強く、描いては消しを繰り返すタイプの私にぴったりなのです。
この二種類はどう使い分けているかというと……。
ワトソン紙は表面がデコボコしているので、力強く鉛筆を動かし、印象を強くしたい絵に使います。さらに、紙の色が生成りと白のものが出ているので、絵の印象に合うものを選ぶことができます。
対して、紙の表面にデコボコがないブレダン紙を選ぶ時には、描く絵が優しいタッチで透明感を出したい時が多いです。女性の顔を描いたりする時はよくこちらを選びますね。
鉛筆の種類と特性
↑少しくたびれていますが(笑)、上が三菱ハイユニ、下がステッドラーです。
鉛筆にもたくさん種類がありますね。画用に使われることが多いのは、スタビロ、ステッドラー、三菱ハイユニ、トンボなどですかね。この中でもよく使われるのはステッドラーかと思います。ドイツメーカーの青い胴体のおしゃれな鉛筆です。芯が他のメーカーより少し硬質で、製図に向いていると思います。製図用品のメーカーですからね。私も一時期使っていましたが、なんといっても筆圧が強いもので、私の描き方だと紙を傷めてしまうことが多かったです。今は三菱ハイユニを使っています。他のメーカーより断然に芯の滑りが滑らかで、柔らかいです。少し絵の仕上がりの印象が茶色っぽい感じになりますがね。紙の繊維に鉛筆が引っかかって、破いてしまうことはなくなりました。
↓鉛筆を削る時のお話もありますので、こちらも良かったらどうぞ♪
消しゴムについて(オマケ)
あ、そうそう、消しゴムは練り消しを使ってくださいね。こちらもいろんなメーカーから出ていますが、私には文房堂の練ゴムが合います。ネチネチし過ぎず、紙を傷めません。
• 画材を選ぶ時には……
絵を描く道具は、自分の描き方の癖、何を描くか、どういう印象に仕上げたいか、そういうことをよく頭の中に置いて選んでください。
私は画材屋で働いていたことがあるので、いろいろな画材を試しに使ってみることができました。画材は高額ですのでなかなかそういう機会には恵まれないので、運が良かったと思います。
もし、みなさんが絵を描く時、どんなものを選べは良いかお困りでしたら、私のわかる範囲でお答えしますね。お声かけください♪
2コメント
2017.01.09 03:44
2017.01.09 03:40