息子へ

今日は息子の誕生日。

産まれたばかりの赤ちゃんの写真を見ていたら、息子の出産を思い出す。

腹の中でもひねくれ者で、ずっと逆子でへその緒が首に二重巻きだった。

逆子を治す体操でなんとか元の位置に戻って、へその緒も首から外れた。

しかしながら予定日を10日過ぎても産まれる気配は無く、陣痛を促進することになった。

なぜか促進した瞬間に最大級の陣痛が始まって、それに20時間耐えて、吸引分娩で出産した。吸引した時に、恥骨を骨折した。

まだ、そのときは骨折していることに気付かず、鬼のような助産師さんの「赤ちゃんくらい抱っこして歩けずにこれからどうするの!?」という叱責に、マタニティブルーがあいまって、泣く(笑)

退院して、子どもの検診の度に、「あーーー、赤ちゃんが生きてる……生かしていることが出来てる……」とほっとした。待合室に大きな子がいると、そのお母さんを尊敬した。「ここまで大きくしてきたんだなぁ、この人……」と。

退院してからが「子育て」の本番だった。

息子がはじめて熱を出したら、「なんてことだーー!」とオロオロ大騒ぎ。鼻水を吸引器で吸った。

初めての坐薬は入れても入れても、ぷすぅーーーーと出てきた。

体が大きくなり、手足が伸びてくると、男の子は自分のちんちんの存在に気付き、ひたすら、自分のちんちんを伸ばしたりグリグリしたりする期を迎える。ちんちんはよく伸びた。

次は、うんこオムツ取り替えのために、お母さんの足でがっちりホールド期。プロレス技のようだった。

やがて、鼻くそと出会い、鼻くそ吟味期。

水は「ぶ」

乳は「ぱいぱい」

虫は「じじ」

自転車は「ちんちん」

怖いもの知らずで、興味あるものには全力で突進していくわが子を、よく追い掛けた。

よく転んだ。頭を打つことが多かった。

ゴルフ場では全自動カートに興味を示し、追いかけていき行方不明になった。

コンセントにカギが突っ込まれていたこともあった。ヤバかった。

ハロゲンヒーターにティッシュをツッコミ、コタツ布団が燃えた。これもヤバかった。

踏切、川、池の近くには住まないように気をつけた。

今10歳になり、今まで生かしてこれたことが奇跡のように思う。

今は息子史上最大の反抗期に突入し、この憎たらしいまま、すね毛が生え、ヒゲが生え、ニキビができ、臭くなり……と思うと萎える。

お母さんはまだ頑張るので、お前も頑張れよ。マジで。

お誕生日おめでとう。
いつか、読んでね(笑)

お母さんより



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